名品の時計ほど修理していつまでも使っていきたい製品

絶対にいつか壊れる

機械は消耗品の集合体

ロレックスにオーバーホールを施す必要があるのは、内部の構造体に必要な部品が劣化することで破損することを回避するためです。
ですが、実際の仕様においてはオーバーホールを積極的に行わなくても、なんとかなると感じるような動作の安定性があります。
それはひとえに、ロレックスの高い技術力と製品性能、そして機械の制度がなせる技だといえます。部品が多少劣化していても問題なく稼働できるのがロレックスというブランドの時計です。
それでも、部品そのものは間違いなく劣化していきます。それを考えると、部品を交換しなかった時にいつかやってくる、部品が壊れるという現象を避けることはまず不可能です。
むしろ、動きが悪くなったことで負担がかかった部品は本来のペース以上に劣化して、交換する部品が増えることも懸念されます。
機械は消耗品の集合体というごく当たり前の事実はロレックスにも当てはまって、やはりオーバーホールを正しく定期的に行わない限りは、正しい製品クオリティを維持することができません。

部品にやってくる限界

ロレックスをオーバーホールしなかった場合にかく部品にかかる負担と、それにともなってやってくる限界について想像を巡らせれば、結果的にオーバーホールがいかに重要かを理解できるはずです。
例えば、ロレックスの内部構造が守られているのはその高い気密性を保証することができる構造にあります。ですが、その気密性を守るためのゴムパッキンは2〜3年で品質を維持できなくなるといわれています。
つまり、防水性能を知らず知らずのうちに発揮できなくなっていて、気づいた時には内部から腐食している、という現象までも懸念されます。
さらに、パッキンとは別問題で細かな部品の摩擦によって発生する金属粉も厄介な存在です。
潤滑油が塗布されている各ギアの間に入り込んだ金属粉は、潤滑油と混ざり合ってギアとギアの間に停滞します。
その上で、潤滑油が劣化して硬くなってくると、含有された金属粉によって液状ヤスリが塗布されているような状態になります。
その結果、スムーズなギア稼働を行わせるための潤滑油がギアの寿命を縮める存在に変化します。ですから、定期的な分解洗浄と潤滑油の塗布をおこなうオーバーホールが重要です。
内部構造が大破したロレックスは、オーバーホールを行っても元に戻せないことがある。そういわれるのは、メンテナンスを怠った結果内部が腐食したり破損したりすることで、部品交換の効果を発揮できなくなるからです。